ぐい呑ギャラリー No 12

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 鉄釉の掛け残しを、夜空に満ちた月
に見せ、胴部に微かな膨らみを持た
せた筒型の造形は、掌に自然になじ
む落ち着いたバランス。作者のさりげ
ないこだわりが伝わってきます。



        鉄刷毛目
    作  前田  篤志

 八角に面取りされた器の周囲を包み
パステルカラーを思わせる柔らかい緑
彩は、
じっくり眺めると、緑・青・乳白を
基調と
する色彩の微妙な斑の趣をた
たえている。
小振りの脚に支えられた
馬上杯。


        緑彩馬上杯
    作  寺井 恭

 ビードロ釉を掛け、炭化焼成で焼上が
った作品は、素地に含まれる銅の成分
と釉薬が予期せぬ反応を示し、作者も
驚く色合い深紅の辰砂調となった。
人智を越えた窯炎の成せる技を感じ
させる作品。


        ビードロ釉
    作  南川 祐作

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