ぐい呑ギャラリー No 86

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 瀬戸伝統の施釉陶に力量を発揮す
る作者、本作は、古瀬戸・織部窯変に
続く三点目の黄瀬戸である
筒型・胴
紐・タンパン・鉄釉の約束は踏襲しつ
つも、腰周りの削りや透明釉を掛けた
ような艶やかな焼膚が特徴的である。


       黄瀬戸
  作者 棚橋 淳

 造形と釉薬・焼成に研鑽を重ねる木
村さん。2008年の新作は、生掛け釉が
独特の味わいを見せる「井戸」
その佇
まいは
「東雲(しののめ)」春の明け方
日の出前の淡い朱に染まった東の空
を思わせる風情である。


       井戸
  作者 木村展之

 燃えるような朱色に染まる焼膚が強
く印象に残る一点
所々に残る長石の
白が夕焼け空にたなびく雲を連想させ
陶都多治見に生まれ、美濃陶芸の
本流を歩む作者、持ち味を十二分に発
揮した情熱的な秀作である。


     志野
  作者 加藤尊也

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