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| 瀬戸伝統の施釉陶に力量を発揮す る作者、本作は、古瀬戸・織部窯変に 続く三点目の黄瀬戸である。筒型・胴 紐・タンパン・鉄釉の約束は踏襲しつ つも、腰周りの削りや透明釉を掛けた ような艶やかな焼膚が特徴的である。 黄瀬戸 作者 棚橋 淳 |
造形と釉薬・焼成に研鑽を重ねる木 村さん。2008年の新作は、生掛け釉が 独特の味わいを見せる「井戸」。その佇 まいは、「東雲(しののめ)」春の明け方、 日の出前の淡い朱に染まった東の空 を思わせる風情である。 井戸 作者 木村展之 |
燃えるような朱色に染まる焼膚が強 く印象に残る一点。所々に残る長石の 白が夕焼け空にたなびく雲を連想させ る。陶都多治見に生まれ、美濃陶芸の 本流を歩む作者、持ち味を十二分に発 揮した情熱的な秀作である。 志野 作者 加藤尊也 |