木村展之  個展・作品集

    滋賀県滋賀郡志賀町北小松1780−7 楊梅陶窯

 木村展之 コレクション
  ぐい呑み
月白釣窯 紅梅文 梅華皮
青白に明るく透き通る独特の
青磁釉、
幾重にも折り重なる
貫入が見事な
明るくさわやか
で瑞々しい作品
小さめの器胎に白くかかる
長石釉、
織部釉を発色させ
た紅梅文、二つの
取り合わ
せと適度な重みの秀作
五角に面取りし持つ手になじ
む器形、鼠色の濃淡二通りに
掛け分けられた梅華皮釉、落
ち着いた仕上がりの作品


    茶  碗   作者 木村展之さんにお願いし、作品のミニ解説をいただきました。 本当にありがとうございました。
梅華皮紅焔茶碗

 わら灰を使った釉を二度に
分けたっぷりと掛け縮れをお
こし、焼成するときに銅釉を
掛けたものをそばにおいて
赤色を写し込んでいます。
梅華皮をうまく出すのに苦
労しています。
粉紅瓷白彩茶碗

 普通に焼くと赤くなる志野
釉を釉掛けし、その上に白く
なる志野釉を上掛けしてい
ます。夕焼けの雲のように
焼いたつもりです。
月白釣窯茶碗

 青磁の中で青く乳白したも
をこう命名されています。
氷裂のような貫入が特徴で
す。
茶碗で気を入れている
のは
勾台と口造り、作家の
力量が
はっきりでるので難
しいです。