木村展之 作品集

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ぐい呑み

new! 桃花瓷窯変 (2010年)



New! 瑠璃青 (2010年)



New! 粉青 (2010年)





New! 粉青 (2009年)




New! 桃花瓷月下 (2009年)




New! 月白 (2009年)




New! 粉引 (2009年)




井戸 (2008年)
造形と釉薬・焼成に研鑽を重ねる木村さん。2008年の新作は、生掛け
釉が独特の味わいを見せる「井戸」
その佇まいは「東雲(しののめ)」春
の明け方
日の出前の淡い朱に染まった東の空を思わせる風情である。




桃花瓷 (2007年)
 木村さんの新作として昨年発表された「桃花瓷」は、微妙な釉薬の
調合と焼成の加減で発色に変化が現れ、一点毎に味わいが異なる。
今年は、灰白色に変化した青瓷釉、見込と腰周りに薄紅色が浮かぶ
異色の一点をギャラリーに加えることができた。




桃花瓷 (2006年)
 青磁の釉を、淡く上品な紅色に発色させた木村さんの「桃花瓷」。
寒さ厳しい冬に耐え、春の兆しとともに咲き始める桃・桜の花弁の
色付きを思わせる新作は、心温まる出来映えとなっている。濃い
紅色から仄かな色合いへと、釉の調合を研究して完成させたオリ
ジナル。淡い色付き、穏やかな丸みと臙脂の貫入が印象的な一
品を、京都での作品展で入手することができた。




月白鈞窯 (2005年)
 木村さんの近作、少し大きめの盃形ぐい呑である。口縁の一部に
歪みを入れ、持つ手に良く馴染む。胎土との反応による釉の発色、
高台回りの褐色の土見せ、大きく現れた見込みの氷裂紋。初めて
出会った月白鈞窯から6年、その色合い・造形・貫入いずれもが確
かな進化を遂げ、独自の作風となっている。木村さんの青瓷は、さ
らに味わいを深めていくことであろう、毎年の個展が楽しみだ。





珠滴 (2004年) 梅華皮 (2004年) 梅華皮 (2004年)
  胎土を鬼板で化粧し、薄い梅華皮
 釉を掛けて沈んだ艶のある黒を出
 す、仕上げは同じ釉を点々と施す
 「珠滴」ぐい呑。陶房のある滋賀北
 小松、夜空に煌く星を模した作者
 のオリジナルである。
  厚手にふっくら掛けられた梅華皮
 釉は、丸味を帯びた器形とよくマッ
 チし作品を優しく柔らかな表情に仕
 立てている。作品によって多彩に使
 い分けられる作者の梅華皮、これか
 らの進化が楽しみだ。
  面取りされた器体を覆う漆黒の鉄
 釉
と表面を流れる白砂の梅華皮釉、
 静と動の組み合わせが作品の見所
 となっている。掌にしっくり収まり、ど
 の角度から眺めても、違った表情を
 見せてくれるところが面白い。





柿釉 (2004年) 梅華皮鉄彩 (2001年)
  白を基調とした梅華皮とは趣を異
 にし、鉄釉を渋く発色させた柿釉ぐ
 い呑み。ふっくらとした腰周りには
 緩やかな螺旋状に箆目が入り、丸
 味を帯びた形と褐色の釉がマッチ
 している。
  毎回の新作を楽しみに池袋東武
 の会場を訪れた。写真は「梅華皮鉄
 彩」、艶のある鉄釉を下地に、淡く縮
 れを見せる梅華皮を掛けた上品な
 作。釉薬への精進が回を追う毎に
 実を結んでいることが伺える。





月白鈞窯 (1999年) 紅梅文 (1999年) 梅華皮 (1999年)
 青白に明るく透き通る独特の青磁
釉、幾重にも折り重なる見事な貫
入、
夏休みの湖西旅行で立ち寄っ
た若
手気鋭の陶房で、すばらしい
作品群
にめぐり会った。
 小さめの器胎に白くかかる長石釉
織部釉を発色させた紅梅文、二つ

取り合わせと適度な重みが、作者

創作意欲を感じさせる。

 五角に面取りし持つ手になじむ
形、鼠色の濃淡二通りに掛け分
けら
れた梅華皮釉、落ち着いた仕
上がり
の中に確かな陶技が覗える。





湯呑み


New! 桃花瓷 (2007年)
青瓷に調合した微量の胴が窯焔により微妙な発色の変化を
見せ、薄桃の色付きは正面・背面・見込部分で仄かに異なる。
眺める向きで趣も夫々、
丸味を帯びた形も優しい湯呑である。





梅華皮 (2004年) 紅彩 (2004年) 梅華皮鉄彩 (2001年)
    秋の休日、木村さんの個展を楽しみに大津まで出かけた。
   
新作の紅彩は、柔らかな色合いの薄紅が釉裏から浮び上が
   る落ち着いた出来映え、対照的に漆黒の器体に白釉が動的
   な流れを見せる梅華皮は、持ち味を如何なく発揮した堂々の
   作。二つの新作をギャラリーに加えることができ、満足の一
   日であった。これからも土と釉薬の研究に励み、新たな作品
   を発表してください、期待しています。
  昨年7月以来、木村さんの
 東京での個展を初日に訪問。
 新作は「梅華皮鉄彩」を中心
 に意欲的な「青織部」も。釉薬
 ・造形・焼成に込める工夫や
 意欲が作品から伝わる印象
 的な個展
に感激。




茶 碗


    
白釉裂茶碗 梅華皮紅焔
  2000年2月に「土岐市」で開催された「現
代茶陶展」、木村さんは新たな梅華皮釉を用
い「白釉裂茶碗」で見事入選を果たされました。
小雪舞う土岐市の会場に足を運び、入選作を
鑑賞しました。
 「白釉」はその後の研究で、銅釉の薄
紅色を映した新しい作風に進化していま
した。写真の「梅華皮紅焔茶碗」は、「現
代茶陶展」から4ケ月後、大津のギャラ
リー船岡の個展で巡り会った作品です。





月白鈞窯 粉紅瓷白彩
 月白鈞窯とは、青磁の中で青く乳白した
もので、氷裂のような貫入が特徴。写真は
月白鈞窯の釉色・手に馴染む器の歪み、
そして印象的な口作り、全体が若々しい
茶碗です。
 普通に焼くと赤くなる志野釉を釉掛けし、
その上に白くなる志野釉を上掛けして「夕
焼けの雲のように焼いた」とご自身が語る
穏やかな印象の作品。





青織部 梅華皮
  織部茶碗は2001年の新作です。「織部は
これからも挑戦したい」「でも、自分なりに納得
のいく色を出すのは本当に難しい」「釉の定着
には造形も大事」と、思いを語るご本人。織部
では「岡部嶺男の作品に感銘」を受け、自らの
織部に取り組まれています。
 鮮やかな枇杷色に焼き上がる土を用い、
造形は厚手で丸型。淡雪のような柔らかさ
を見せる梅華皮釉を、大胆に三筋上下に
掻き落し、土の枇杷色を見せる。この作品
も2001年の新作です。同じ梅華皮でも、
釉の濃淡や縮れの景色、胎土との微妙な
反応や発色の組合せなどが、新たな作風
を感じさせてくれます。