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| 鉄燿(2019年) | 粉青瓷窯変(2016年) | 粉青瓷2015年) |
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| 翠緑瓷 (2015年) | 桃花瓷輪花 (2014年) | 桃花瓷 (2014年) | 粉青瓷輪花 (2013年) |
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| 萌黄瓷 (2013年) | 桃花瓷窯変 (2010年) | 瑠璃青瓷 (2010年) | 粉青瓷 (2010年) |
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| 粉青瓷 (2009年) | 月白 (2009年) | 桃花瓷月下 (2009年) | 粉引 (2009年) |
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| 井戸 (2008年) | 桃花瓷 (2007年) | 桃花瓷 (2006年) | 月白鈞窯 (2005年) |
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| 梅華皮 (2004年) | 梅華皮 (2004年) | 珠滴 (2004年) | 柿釉 (2004年) |
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| 梅華皮鉄彩 (2001年) | 月白鈞窯 (1999年) | 紅梅文 (1999年) | 梅華皮 (1999年) |
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| new! 鉄 燿 (2019年) |
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| 2019年、年初の個展に、かねてより研究試作を重ねてきた「鉄釉天目」を本格的に出品、 |
| 新しい創作の道に踏み出した。見込みの中心が小さく、口縁に掛けて大きくなる個性的な |
| 油滴文が見所で、個性を付ける努力は続く。足利義正の時代にまとめられた「君台観 |
| 左右帳記」にある油滴から「鉄燿」と命名された天目盃。これからの進展が楽しみである。 |
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| LED照明 | 自然光 |
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| 粉青瓷窯変 (2016年) | 粉青瓷窯変 (2016年) |
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| ここ数年試行錯誤を重ね、独特の色合いと質感をモノにした粉青瓷の派生系 |
| 「窯変粉青瓷」、美しい氷裂貫入と神秘的とも言える色合いに思わず魅了され |
| た。焼成の過程で釉薬が滑り、黒褐色の胎土が透けて見える口端、対照的に |
| 見込や腰回りにはたっぷりと釉薬が留まり、窯変の色合いを湛えている。青 |
| 瓷の色合いを追求する木村さん、新たな領域に入った記念すべき一点である。 |
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| 粉青瓷輪花 (2015年) |
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| 品格のある輪花の造形、静謐な粉青瓷の色合い、表面や見込に走る貫 |
| 入文様、小ぶりな作品に、作陶に打ち込む気持ちが込められている。巡 |
| り合って16年、京都高島屋美術画廊の晴れ舞台に並んだ一点である。 |
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| 翆晶瓷 (2015年) |
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| 胎土・造形・色合い・釉調に創意工夫を重ねる木村さん。2015年、 |
| ぐい呑ギャラリーに加わったのは、透明感あるエメラルド色の翠緑瓷。 |
| 前回個展でのふとした会話から手掛けていただいた記念の作である。 |
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| 桃花瓷輪花 (2014年) |
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| 桃花瓷 (2014年) |
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| 粉青瓷輪花 (2013年) |
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| 萌黄瓷 (2013年) |
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| 昨年(2012年9月)、東京での個展で初めて発表された「萌黄瓷」。淡 |
| く黄味を湛えた色合いは伝統的な青磁と異なる独自の柔らかな趣を醸し出し |
| 持ち味の氷裂文も内外に綺麗に現れ、研鑽の成果が伺われる。巡り逢って以 |
| 来、月白鈞窯・桃花瓷・粉青瓷・瑠璃青瓷そして萌黄瓷と独自の着想で進化 |
| を遂げている木村さんの青瓷。待望の一点をようやく手にすることができた。 |
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| 桃花瓷窯変 (2010年) |
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| 瑠璃青瓷 (2010年) |
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| 粉青瓷 (2010年) |
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| 粉青瓷 (2009年) |
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| 桃花瓷月下 (2009年) |
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| 月白 (2009年) |
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| 粉引 (2009年) |
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| 井戸 (2008年) |
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| 造形と釉薬・焼成に研鑽を重ねる木村さん。2008年の新作は、生掛け |
| 釉が独特の味わいを見せる「井戸」。その佇まいは、「東雲(しののめ)」春 |
| の明け方、日の出前の淡い朱に染まった東の空を思わせる風情である。 |
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| 桃花瓷 (2007年) |
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| 木村さんの新作として昨年発表された「桃花瓷」は、微妙な釉薬の調合と焼成の加 |
| 減で発色に変化が現れ、一点毎に味わいが異なる。今年は、灰白色に変化した青瓷 |
| 釉、見込と腰周りに薄紅色が浮かぶ異色の一点をギャラリーに加えることができた。 |
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| 桃花瓷 (2006年) |
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| 青磁の釉を、淡く上品な紅色に発色させた木村さんの「桃花瓷」。寒さ厳し |
| い冬に耐え、春の兆しとともに咲き始める桃・桜の花弁の色付きを思わせ |
| る新作は、心温まる出来映えとなっている。濃い紅色から仄かな色合いへ |
| と釉の調合を研究して完成させたオリジナル。淡い色付き、穏やかな丸みと |
| 臙脂の貫入が印象的な一品を、京都での作品展で入手することができた。 |
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| 月白鈞窯 (2005年) |
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| 木村さんの近作、少し大きめの盃形ぐい呑である。口縁の一部に |
| 歪みを入れ、持つ手に良く馴染む。胎土との反応による釉の発色、 |
| 高台回りの褐色の土見せ、大きく現れた見込みの氷裂紋。初めて |
| 出会った月白鈞窯から6年、その色合い・造形・貫入いずれもが確 |
| かな進化を遂げ、独自の作風となっている。木村さんの青瓷は、さ |
| らに味わいを深めていくことであろう、毎年の個展が楽しみだ。 |
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| 珠滴 (2004年) | 梅華皮 (2004年) | 梅華皮 (2004年) | ||||
| 胎土を鬼板で化粧し、薄い梅華皮 | 厚手にふっくら掛けられた梅華皮 | 面取りされた器体を覆う漆黒の鉄 | ||||
| 釉を掛けて沈んだ艶のある黒を出 | 釉は、丸味を帯びた器形とよくマッ | 釉と表面を流れる白砂の梅華皮釉、 | ||||
| す、仕上げは同じ釉を点々と施す | チし作品を優しく柔らかな表情に仕 | 静と動の組み合わせが作品の見所 | ||||
| 「珠滴」ぐい呑。陶房のある滋賀北 | 立てている。作品によって多彩に使 | となっている。掌にしっくり収まり、ど | ||||
| 小松、夜空に煌く星を模した作者 | い分けられる作者の梅華皮、これか | の角度から眺めても、違った表情を | ||||
| のオリジナルである。 | らの進化が楽しみだ。 | 見せてくれるところが面白い。 |
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| 柿釉 (2004年) | 梅華皮鉄彩 (2001年) | ||
| 白を基調とした梅華皮とは趣を異 | 毎回の新作を楽しみに池袋東武 | ||
| にし、鉄釉を渋く発色させた柿釉ぐ | の会場を訪れた。写真は「梅華皮鉄 | ||
| い呑み。ふっくらとした腰周りには | 彩」、艶のある鉄釉を下地に、淡く縮 | ||
| 緩やかな螺旋状に箆目が入り、丸 | れを見せる梅華皮を掛けた上品な | ||
| 味を帯びた形と褐色の釉がマッチ | 作。釉薬への精進が回を追う毎に | ||
| している。 | 実を結んでいることが伺える。 |
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| 月白鈞窯 (1999年) | 紅梅文 (1999年) | 梅華皮 (1999年) | |||||
| 青白に明るく透き通る独特の青磁 | 小さめの器胎に白くかかる長石釉、 | 五角に面取りし持つ手になじむ器 | |||||
| 釉、幾重にも折り重なる見事な貫 | 織部釉を発色させた紅梅文、二つ | 形、鼠色の濃淡二通りに掛け分け | |||||
| 入、夏休みの湖西旅行で立ち寄っ | の取り合わせと適度な重みが、作 | られた梅華皮釉、落ち着いた仕上 | |||||
| た若手気鋭の陶房で、すばらしい | 者の創作意欲を感じさせる。 | がりの中に確かな陶技が覗える。 | |||||
| 作品群にめぐり会った。 | |||||||
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| New! 桃花瓷 (2007年) |
| 青瓷に調合した微量の胴が、窯焔により微妙な発色の変化を 見せ、薄桃の色付きは正面・背面・見込部分で仄かに異なる。 眺める向きで趣も夫々、丸味を帯びた形も優しい湯呑である。 |
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| 梅華皮 (2004年) | 紅彩 (2004年) | 梅華皮鉄彩 (2001年) | ||||
| 秋の休日、木村さんの個展を楽しみに大津まで出かけた。 新作の紅彩は、柔らかな色合いの薄紅が釉裏から浮び上 がる落ち着いた出来映え、対照的に漆黒の器体に白釉が動 的な流れを見せる梅華皮は、持ち味を如何なく発揮した堂々 の作。二つの新作をギャラリーに加えることができ、満足の 一日であった。これからも土と釉薬の研究に励み、新たな作品 を発表してください、期待しています。 |
昨年7月以来、木村さんの 東京での個展を初日に訪問。 新作は「梅華皮鉄彩」を中心 に意欲的な「青織部」も。釉薬 ・造形・焼成に込める工夫や 意欲が作品から伝わる印象 的な個展に感激。 |
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| 白釉裂茶碗 | 梅華皮紅焔 | ||
| 2000年2月に「土岐市」で開催された「現 代茶陶展」、木村さんは新たな梅華皮釉を用 い「白釉裂茶碗」で見事入選を果たされました。 小雪舞う土岐市の会場に足を運び、入選作を 鑑賞しました。 |
「白釉」はその後の研究で、銅釉の薄 紅色を映した新しい作風に進化していま した。写真の「梅華皮紅焔茶碗」は、「現 代茶陶展」から4ケ月後、大津のギャラ リー船岡の個展で巡り会った作品です。 |
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| 月白鈞窯 | 粉紅瓷白彩 | ||
| 月白鈞窯とは、青磁の中で青く乳白した もので、氷裂のような貫入が特徴。写真は 月白鈞窯の釉色・手に馴染む器の歪み、 そして印象的な口作り、全体が若々しい 茶碗です。 |
普通に焼くと赤くなる志野釉を釉掛けし、 その上に白くなる志野釉を上掛けして「夕 焼けの雲のように焼いた」とご自身が語 る穏やかな印象の作品。 |
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| 青織部 | 梅華皮 | ||
| 織部茶碗は2001年の新作です。「織部は これからも挑戦したい」「でも、自分なりに納得 のいく色を出すのは本当に難しい」「釉の定着 には造形も大事」と、思いを語るご本人。織部 では「岡部嶺男の作品に感銘」を受け、自らの 織部に取り組まれています。 |
鮮やかな枇杷色に焼き上がる土を用い、 造形は厚手で丸型。淡雪のような柔らかさ を見せる梅華皮釉を、大胆に三筋上下に 掻き落し、土の枇杷色を見せる。この作品 も2001年の新作です。同じ梅華皮でも、 釉の濃淡や縮れの景色、胎土との微妙な 反応や発色の組合せなどが、新たな作風 を感じさせてくれます。 |