樋口 雅之


ぐい呑

new! 織部 (2011年)


志野 (2008年)
              薪窯によるしっとりとした焼膚が持ち味の樋口さんの志野。切れの良い造
             形と火色の濃淡が、
作品に気高さや情熱的な景色を映し出している「よく
             焼けた作品がお好みですね」、樋口さんから声を掛けていただいた。


志野 (2003年) 赤志野 (2006年)

  切れの良い面取の造形、程よく焼
 けた鉄絵と、薄手に掛けられた長石
 釉のバランスも良い出来上がり。長
 石釉を厚く掛けた志野より洗練され
 ている。

 内外周ともに見事な赤銅色に焼け
 たぐい呑である。高台際は五角に面
 取りされ、大振りの器型を引き締め
 ている。持ち味の、薪窯焼成でしっ
 とりとした器肌の志野とは対照的な
 作者の情熱的な一面を伺わせる。


湯呑

志野 (2004年) 赤志野 (2004年)

 
  四〜五昼夜におよぶ薪窯焼成で、薄手に掛けられた長石釉
  は、しっとりと焼き上がり、轆轤目を生かした器形によく映えて
  いる。淡い朱色に発色する志野、真紅に色づく赤志野、ともに
  作者の志野に架ける思いが伝わってくる一品だ。造形や釉の
  扱いで若手ながら常に高い完成度を目指す作陶姿勢で、今
  後が益々楽しみである。


志野 (2005年) 志野 (2006年)

  器胎の鉄釉が褐色に焼け、
  薄く流し掛けされた長石釉を
  抜けて燃えるような景色を作
  っている。
まさに、これからや
  きものの道に歩み出す、若き
  作者の意欲が
溢れ出たよう
  な志野だ。

  黒褐色の器体に黒の掛け流
 し、鉄釉の使い分けが面白い。
 持ち味の瀬戸黒で積極的な個
 展活動を行う関さん、肩の力を
 抜いた遊び心が伝わる作品で
 ある。