伊藤 秀人

ぐい呑


青 瓷 (2015年) 白 瓷 (2013年) 青瓷花盃 (2012年)
練彩盃 (2010年) 白 磁 (2006年) 白 磁 (2002年)





new! 青 瓷 (2015年)
「雨過天晴」、青磁の最高峰「汝窯」の透明感ある青は、光を吸収し類稀な質感をみせる。世界に伝世す
選りすぐりの名品に「美」の究極を見出し、自らの青瓷に試行錯誤を続ける伊藤さん。控えめな貫入に
柔らかで気品を感じさせる青翠色のこの一点は、目指す「美」へ確かな途上にあることを感じさせる。


白 瓷 (2013年)

花弁をイメージする柔らかな白磁作品から定窯白磁へ。古典に習い、品格
踏襲した現代の白磁・青磁の創作に取り組んでいる伊藤さん。パラミタ
陶芸大賞を2013年に受賞するなど、創作活動は留まることを知らない。




青瓷花盃 (2012年)

清楚で可憐な白磁花盃から、汝窯・龍泉窯青磁、さらに定窯白磁へと創作の中心が移行
する一時期に発表された作である。その後、台北・故宮博物院、ロンドン・デービッド
博物館等を訪れ珠玉のコレクションを研究、現在は自らの青瓷・白磁の道を歩んでいる。




練彩盃 (2010年)




白磁 (2006年)

静かに花開いた白百合のように、スッキリとした立ち姿が印象的な
白磁杯である。持ち味となっている極薄で清楚、繊細・可憐な造形の
作品から、磁器ものに対する作者の、研ぎ澄まされた感性が伝わる。




白磁 (2002年)

一つひとつ神経を集中させ、極薄に引上げられた磁土に花びらのような襞を
つける。まるで白磁による表現の可能性を追求しているかのように。一見柔
和な作品の中に、若手作家のやきものに注ぐ情熱がしっかりと息づいている。




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