黒澤 有一


ぐい呑
焼〆 (2008年)
          (くぬぎ)や柞(ははそ)などの灰を用いて多彩な色合い・釉調の器を焼く作者
            新作には、得意の灰釉・粉引に加え、
新築の穴窯による焼〆も加わり、作風
            が広がった。
ビードロが美しい釉溜りとなる一点を入手、ギャラリーに加えた。

個展の記録→

織部 (2000年)

    若手ながら、鮮やかな色合いの織部を焼く作家として、以前から注目
   していた。釉薬は櫟の一種「柞(ははそ)」の灰を用い、渦巻状の掻き落
   しで釉を器体に定着させ躍動感溢れる出来映えに仕上げている。見
   込には濃緑の釉溜を作り、発色・造形ともに研ぎ澄まされ織部である。


湯 呑

粉引 (2000年) 緑彩 (2002年)

 秩父に生まれ常滑で修行した
若き作家は
素材にこだわる。
櫟の一種「ははそ」の灰を
使う
織部釉の壷・花瓶・鉢、乳白から淡い枇
杷色に発色する粉引のぐい呑や湯呑。思い
切りのいい作風は常滑の影響か、先が楽し
みな作り手の一人。

  織部・粉引に颯爽とした若さを感じさせて
 くれる作者、以前入手した作品と対の面白
 さから、今展では厚手の器体、粉引の白に
 織部の緑をさっと流し、透明釉で仕上げた
 質感高い湯呑みを入手。

灰釉 (2004年)

 黒褐色の土に厚手に掛けられた釉は、深みの
ある乳
白に焼上がり、緩やかな起伏を見せる口
作りや丸味を帯び
た形と相俟って。心安らぐ出来
映えとなっている。

織部 (2004年)

 櫟の一種、秩父特産の「はは
そ」の灰を使う作者
の織部はい
つも発色が鮮やかだ。螺旋状の削文
で釉の
濃淡が効いた見事な作品となっている。