西島  隆


ぐい呑

黄瀬戸 (2005年) 志野 (2006年)

 
艶を抑えた油揚手、しっとりとした発色の黄瀬戸ぐい呑
である。膨らみを持たせた腰周りや緩やかに口縁を変形
させた器形も持つ手に良く馴染む。タンパンの緑も色鮮
やかで、唐九郎を師とする作者の会心作である。

  持つ手に馴染む器形、火色や艶を抑えた志野の焼膚に、
 一筆勢いよく描かれた鉄文、色合いの上品さと器全体の
 若々しい雰囲気に一目で惚れた一品である。作者の志野
 ・黄瀬戸は、年をおって味わいを深めている。

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