豊場 惺也
ぐい呑
粉吹
(2005年)
柔らかな色合いが、人肌の温もりを感じさせる。褐色の
胎土が
粉吹の濃淡に
穏やかな景色を見せ、撓みのある
器形、持つ手に馴染むその大きさ、いずれも作者の酒盃
に対する思いが伝わる秀品である。
湯 呑
瑠璃釉
(2001年)
鮮やかな呉須のコバルトブルーが器体を横に流れ、全
体を淡い青磁釉で仕上げた品格漂う瑠璃手の作品。荒
川豊蔵門下で志野・黄瀬戸に意欲的な取り組みを続け
る作者の肩の凝らない小品である。