| 若尾 誠 |
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| new! 粉青瓷 (2018年) |
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| 月 白 (2016年) |
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| 粉青瓷を基本にしつつ、多彩な陶技による新作展開を始めた若尾誠氏。2016年締 |
| めくくりの酒器展では「月白」を見せていただいた。蒼味掛った灰白の器体に大きく |
| 入る貫入、引き絞った高台と土見せ、程よい手取りの重量感、現代青瓷の第一人者の |
| 実に趣向に富む一点である。緑墨で仕上げた箱書が作品の品格を更にに高めている。 |
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| 粉青瓷 (2015年) |
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| 艶を抑えた清澄な色合いが特徴の若尾さんの粉青。柔らかな輪花の造形 |
| に貫入が調和して気品を湛える佇まいである。黒褐色の土見せに高台際で |
| ピタリと止まった青瓷釉、極めて高度な技術と焼成の経験に裏打ちされ |
| ている。数ある新作の中で、完成度の高い逸品と巡り合うことができた。 |
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| 窯変米色瓷 (2014年) |
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| 「青瓷」一筋に独自の道を追求する若尾さん。昨年の粉青瓷に続き、今年はつい |
| に念願の新作「窯変米色瓷」を仲間に加えることができた。落ち着いた深い色合 |
| い、内外に現れる氷裂貫入、高台際でピタッと止まった釉、気品たたえる輪花の |
| 造形、青瓷を極める若尾さんの渾身の一点をいただき、この上ない喜びである。 |
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| 粉青瓷 (2013年) |
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| 淡い青緑の艶を湛える若尾さんの青瓷。端正な姿は釉薬の色合いと相まって、 |
| 実に凛とした佇まいである。薄い黒褐色の器胎に掛かる釉の厚み、内外周に見 |
| られる貫入は究極の調和を見せる。ムラの無い釉掛け、手に取った時の適度な |
| 重量感、極めて完成度の高い逸品と巡り合うことができこの上ない喜びである。 |
| 〔陶歴〕 | |||||||
| 1959年 | 岐阜県多治見市にに生まれる | ||||||
| 1980年 | 若尾利貞氏に師事 | ||||||
| 1984年 | 日本伝統工芸展初出展初入選 | ||||||
| 1993年 | 台北故宮博物院視察(以降五回視察) | ||||||
| 1996年 | 淡交ビエンナーレ 入選 | ||||||
| 2000年 | 美濃陶芸永年保存作品として「粉青瓷輪花組鉢」が岐阜県陶磁資料館に収蔵される | ||||||
| 2008年 | 松坂屋本店にて個展「〜青への憧憬〜」 | ||||||
| 2009年 | 東海伝統工芸展日本工芸会賞受賞 | ||||||
| 2010年 | 銀座黒田陶苑にて個展 | ||||||
| 2011年 | 粉青瓷輪花大皿が宮内庁お買い上げとなる | ||||||
| 個展 | 銀座黒田陶苑 | ||||||
| 名古屋松坂屋本店 | |||||||
| 大阪なんば高島屋 | |||||||
| 岐阜高島屋 他多数 | |||||||
| 日本工芸会正会員 |
| 個展の記録→ |