| 2008年5月17日1部 「HYMNS(ヒムス)」 |
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青山円形劇場は初めて来たのですが、凄い劇場ですね。円形の舞台が中央にあり、そこから二箇所花道。舞台から1mほど離れたところから座席なんだけど、 4列しかないの。 グローブ座も1階席の1番後ろでも双眼鏡いらずで近いなーと思ってたけど、もうあり得ないくらい近いし狭いよ。 前の人の頭がかぶらないように、微妙に席もずれてて、後ろへ行くほど高くなっているんだけど、椅子が・・・・。 背もたれ低いし小さいし、座布団らしきものもあるけど、お尻がいたい。何度モゾモゾしたことか。これさ、太ってる人はかなりキツイだろうね。隣の人に腕がぶつかる。私の隣の人もそうだったんだけど、ぶつからないように腕を前にしててつらそうだった。 で、私の座席は3列目なんだけど、アツヒロ君たちが出入りする花道から3番目なので、さらに近い。 出演者は、アツヒロ君を含めて4人。他の3人は初めて見た役者さんでしたが、なかなか味がある人ばかりでした。 黒い絵が額縁に入ってて、天井からぶら下がってるところからスタートなんだけど、セットってとても少ないのよ。天井からフックがついたワイヤー8本と、床から引っ張り出した椅子2個と、白いキャンパスのみ。 小道具だって、飲み物がはいっている瓶1本と、拳銃一丁と、お札。 ワイヤーがね、フックをかける場所によって色々な状態を表してて、本当に凄いなーと感心してしまった。特に説明しないのに分かるって凄い。 他の3人は入れ替わりだったり、一緒だったりの登場なんだけど、アツヒロ君は最初から最後までずっと舞台上にいて、数日前に斗真くんが見に行った感想として、 相当な精神力と集中力が必要だと思いますって言っていて、まさにそうだなと。 だって円形だよ。360度見られてるんだよ。だから、一箇所にとどまって演技するのでなく、常に位置を変えてかなくちゃいけないし、後ろ姿でもどんな表情をしているのかとかを想像させなくちゃいけないし。 あれは凄いよ。本当に。いつか斗真くんが立ちたいというのが分かる気がする。いつかあのステージに立ってほしい。きっと斗真くんなら大丈夫。 クロエ役(オガワはクロエの江が、江戸の江というのが嫌らしい)の小松和重さんとアツヒロ君(役名:オガワ=小川)のやりとりが軽快で、アドリブなのか?と思えるほど面白く、そして結末に向かって重かった。 黒江のそのギャップは何?と思うくらいの最後で、でもそれに負けないアツヒロ君の演技で、息をのみました。 とにかく凄い、凄いんだよ。どこにそんな狂気が潜んでいたの?と。 ナナシ役のみのすけさん。オガワが美術展の大賞を受賞し、その際の画商。そして、ムメイ役の永島克さん。オガワの友人で、かつサポート的な事をしてる。 ステージ上にいない時に、劇場内をウロウロしてるのよ。最後列の後ろをグルグル歩く。ワイヤーのフックをかけたりもするんだけど、これもなかなか無い演出で驚いた。 芸術だけでは食べていくことは難しいし、絵を売るためには買い手の希望も聞かなくちゃいけなくて、オガワが有名な画家になるには若くして死ぬとそれで話題になるとか・・・、無茶な言い分もあるけど、 でもやっぱりこの2人のいう事は世で言う正論で、それを理屈っぽくなく、見てる側からは、それは分かるよって気持ちにさせる。 オガワの心はそのせいで閉じられたり、でもクロエの出現で解放されたりと、人の心ってそんなに簡単なものじゃないんだなと。 クロエが途中で投げかけてた言葉が、最後にオガワに届き、届いたという事は別々の道を歩き始めるという事で、あぁやっぱりクロエは死・・・と。 結末的には、オガワにとっては恐らくハッピーエンドなんだと思う。しかしそれにしても壮絶だった。 なんか上手く説明出来ないけど、本当に凄い舞台でした。 それはアツヒロ君の素の笑いなの?と思える笑いのシーンもあり、でも真逆で深刻なシーンもあり・・・。 もう1回見てもいいかなと思える舞台。今さらながら、アツヒロ君のこの三部作の一部と二部も見たかった。 最後は、4人そろってお辞儀。円形だから四方向に。そして花道から去り、最後のアツヒロ君がそこでお辞儀して「ありがとうございました」と。 カテコは1回。 そして演技してる時は絶対にないんだけど、このお辞儀する時にアツヒロ君と目が合っちゃった。 あの狭さなら、きっと多くの人がそうだったと思うけど(笑) 世代なのか、私にとってはホームな感じでしたね。若いお嬢さんなんていたのか?と思うほど(笑) |
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