茶 碗 ギャラリー No9

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桃花瓷  木村展之 (2006年)

   青磁の釉を、淡く上品な紅色に発色させた木村さんの「桃花瓷」。寒さ厳しい冬に耐え、
  春の兆しとともに咲き始める桃・桜の花弁の色付きを思わせる新作は、温まる出来映え
  となっている。濃い紅色から仄かな色合いへと、釉の研究を重ね完成させた「桃花瓷」は、
  臙脂の貫入が印象的な一品である。

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