手巻きの腕時計をピュアに楽しめる、あなたの1本を選んでほしい。
あなたのNo.1時計はどれ?
『クロノス日本版』の定番企画、「Chronos Top10 Watches Rankings」。時計ジャーナリストなど腕時計に精通した選考委員が、人気のフランクミュラースーパーコピー 代引き専門店各回のテーマに沿ってそれぞれのお勧めモデルを10本選び、その中で票を集めたベスト10を決定するという企画だ。
この企画を基に、webChronosの読者にとってのNo.1も募集したい。選出モデル10本から、あなたの選ぶ1本を、12月26日(木)23時59分までに投票してほしい!
今回のお題は「“傑作手巻きムーブメント”を載せた腕時計」
時計市場のシェアでは極めてニッチな存在でありながら、時計愛好家を中心に、確たるニーズがある手巻き時計。今回のランキングでは、「傑作手巻きムーブメントを搭載した時計」をお題とした。手巻きであることをピュアに楽しむため、選考には「現行モデル」のほか、「時、分、秒、日付、パワーリザーブ表示以外の機能を搭載していないこと」を条件として設けた。また「手巻きムーブメントのランキング」ではなく、あくまで腕時計というパッケージとしてのランキングとなるため、同一ムーブメントであってもモデルが異なるものは票を分けて集計している。
クレドール/ゴールドフェザー U.T.D.
クレドール ゴールドフェザー
クレドール「ゴールドフェザー U.T.D.」Ref.GBBY980
手巻き。18KPGケース。374万円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(クレドール)Tel.0120-302-617
カルティエ/サントス デュモン
カルティエ サントス デュモン
カルティエ「サントス デュモン」
手巻き。18KYGケース。245万5200円(税込み)。(問)カルティエ カスタマー サービスセンター Tel.0120-1847-00
NAOYA HIDA&Co./NH TYPE 1D
NAOYA HIDA&Co.
NAOYA HIDA&Co.「NH TYPE 1D-3」
手巻き。18KYGケース。880万円(税込み)。(問)NH WATCH https://naoyahidawatch.com
ローラン・フェリエ/クラシック オリジン
ローラン・フェリエ クラシック・オリジン
ローラン・フェリエ「クラシック オリジン」
手巻き。Tiケース。599万5000円(税込み)。(問)スイスプライムブランズ Tel.03-6226-4650
ノモス グラスヒュッテ/タンジェント
ノモス グラスヒュッテ タンジェント
ノモス グラスヒュッテ「タンジェント」
手巻き。SSケース。37万1800円(税込み)。(問)大沢商会 Tel.03-3527-2682
ジャガー・ルクルト/レベルソ・トリビュート
ジャガー・ルクルト レベルソ・トリビュート
ジャガー・ルクルト「レベルソ・トリビュート」
手巻き。SSケース。164万5600円(税込み)。(問)ジャガー・ルクルト Tel.0120-79-1833
グランドセイコー/エボリューション9 コレクション手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours
グランドセイコー エボリューション9コレクション
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours」Ref.SLGW003
手巻き。ブリリアントハードチタンケース。152万9000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー) Tel.0120-302-617
グランドセイコー/ヘリテージコレクション45GS復刻デザイン 限定モデル
グランドセイコー 45GS復刻デザイン
グランドセイコー「ヘリテージコレクション45GS復刻デザイン 限定モデル」Ref.SLGW005
手巻き。SSケース。134万2000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー) Tel.0120-302-617
パテック フィリップ/カラトラバ 6119
パテック フィリップ カラトラバ 6119
パテック フィリップ「カラトラバ 6119」
手巻き。18KWGケース。524万円(税込み)。(問)パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109
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記事一覧
今回のテーマは「“傑作手巻きムーブメント”を載せた腕時計」。
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」【私の思い出の1本】
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」Ref.IW325501
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」Ref.IW325501
10数年連れ添った「パイロット・ウォッチ マークXVI」。筆者の思い出の1本である。これまでに2回オーバーホールに出しているが、1回も研磨をせずあえて傷を残している。自動巻き(Cal.30110)。21石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(直径38mm、厚さ10.5mm)。6気圧防水。生産終了。
筆者はいくつかの時計を所有しているが、人気のIWC スーパーコピー 代引き専門店その中でも最も思い入れの強いものはIWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」である。これまで長い時間を共にした時計でもあるのだが、思い入れを強くした根本はその出会いにある。今回はそのことについて少し話をさせていただきたい。とはいえ、無名のライターが一人語りをしたところで、その需要はたかが知れている。本編に入る前に、まずはざっとマークXVIについて記そう。
IWCのマークシリーズは、同社が手掛けるベーシックなパイロットウォッチコレクションだ。そのうちマークXVIは、2006年にマークXVの後継機として発売されたモデルである。IWCがリシュモングループに入ってから最初のモデルチェンジということもあり、時分針の形状やアラビア数字インデックスのフォントは前作のマークXVから大きく刷新され、賛否を呼んだ。一方で、軟鉄製インナーケースによる高耐磁性、6気圧の防水性、ベゼルとインナーケースを一体化した構造、ETA2892A2をベースとした薄型で優秀なムーブメントなど、基本的な性能はそのまま受け継いでいる。
光の反射を抑えるザラついたブラックダイアルにホワイトのインデックスや目盛りが並ぶダイアルは一見素気なさを感じるが、印字ににじみやブレはなく、デイトディスクとダイアルとの隙間がほとんどないなど、細部を見るほどに丁寧な作りこみがなされている。類似したデザインの時計は価格帯を問わず多く存在するが、本作には高級時計ブランドであるIWCの矜持をしっかりと見ることができる。
ケースはヘアラインが主体だが、ベゼルの上面やラグの面取りなど随所にポリッシュが加えられ、薄型でありながらも立体感が強調されている。ねじ込み式のリュウズは深めの刻みがつけられ、操作もスムーズだ。
パッと見の高級感は薄い。しかし目立った欠点のない本作は、クセのない時計を求めている方にとって非常におすすめできる1本なのだ。
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」Ref.IW325501
潔いソリッドバック。“FLIEGERUHR”は、ドイツ語でパイロットウォッチを意味する言葉だ。マークXVIII以降は、英語表記の“PILOT’S WATCH”に変更されている。
アメ横で一目惚れ
筆者がマークXVIに巡り合ったのは大学4年生の夏、上野アメ横ガード下にある小さな時計店のショーケースの中であった。高校生の頃に初バイトの給料でシチズンのエコ・ドライブの腕時計を購入し、その後セイコーやオリエントの安価な逆輸入の機械式時計を愛用するなど、順調に時計の沼にはまっていった筆者は、やがて時計愛好家であれば誰しもが悩み、そしてなかなか解にたどり着けない難問に直面する。すなわち、世の中に数多く存在する時計から、“一生モノ”を探し出すというものだ。雑誌と先人たちのブログを読み漁り情報を蓄えた筆者は、稚拙ながらも“一生モノ”に足る条件として次のことを考えるようになった。国内でのサポートが万全なメジャーブランドであること、腕に負担のかからないコンパクトなケースであること、そして視認性が高いことだ。突然の出会いは、これらの条件を加味していくつかの候補を見繕い、大学卒業までに購入しようと資金調達の計画を立て始めた矢先であった。
ごちゃごちゃとしたアメ横には珍しい、シックなショーケースの中でマークXVIの新品を見つけてしまった。場所は浅倉時計店というところであった。当時、IWCパイロット・ウォッチは既にマークXVIIへモデルチェンジしており、マークXVIは廃盤品。そのためまったく眼中になかったが、先述した条件はすべて満たす。地味だがかっこいい。逃せば次はない。値札を見ると、37万5000円。とても払える金額ではないことは、改めて口座の残高を確認しなくても分かる。そして手元には売れるものもない。つまり早期に資金を用意して、この時計を手に入れる手段はないのである。例えどうにかお金を貯めることができても、その頃には売り切れてしまっているだろう。
ショーケース前でひとしきり悩み、筆者は一縷の望みにかけることにした。10万円を3回、残りの7万5000円を1回、計4カ月で毎月現金を持ってくるので、全額払い終わるまで取り置きしてもらえないかという交渉に出たのだ。店主は一瞬驚いていたようだが、すぐに了承してくれた。
時計以上の何かを手に入れた、汗と涙の日々
しかし、交渉がうまくいったからと言って元手がないことにはどうにもならない。地道に稼ぐしかないのだ。筆者はアルバイト先のハンバーガーショップのシフトを可能な限り増やし、ほぼ毎日夕方から深夜まで働いた。給料日である25日には今までよりも少し厚めの封筒を受け取り、それを時計店に持って行った。給料は現金渡しだったので、自分の労働がお金に変わり、直接時計に注がれているように思えた。そして12月25日、クリスマスの恒例行事としてフライヤーでチキンをひたすら揚げ終わった筆者は、あれから4回目の給料を受け取る。これで目標に達した。支払いを翌日に控え、その晩はへとへとになりながらも興奮してなかなか寝付けなかったのを覚えている。
実際に自分の腕にマークXVIを巻いたときの感動はひとしおだった。後にも先にも、ここまで感動した購買体験はない。高級時計は生活に不可欠なものではない。だから金銭的に余裕のない者が無理をして買うのはダサい。そんな意見を聞いたことがある。しかし実際にその当事者になってみて、ダサくても何でもどうでも良いことだと思った。言いたい奴には言わせておけば良い。ひたむきに切望して、真っ当に手に入れたものは何だって尊いのだから。
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」Ref.IW325501
航空自衛隊入間基地の航空祭に行った際、輸送機と一緒に撮った1枚。完全に自己満足だが、パイロットウォッチと航空機の組み合わせはサマになって良い。
“正解”がないからこそ、時計は楽しい
それからマークXVIを着けて色んな所に行き、様々な経験をした。質素なデザインは新入社員が身に着けても悪目立ちするものではなかったし、邪魔にならないサイズ感と十分な防水性は、旅先にも安心して連れていくことができた。しかしこの汎用性の高さが、やがて筆者を悩ませることとなる。
社会人になり自由に使えるお金が増えた筆者は、さっそく時計を買い漁ることになるが、どうにもどれもしっくりこない。見にくい、重い、デカい、あるいは高級感がありすぎる。どこか気になってしまう。ファッションやアクセサリーと同列に語られることもある高級時計だが、洒落っ気の欠片もない筆者にとっては単なる実用品でしかなかった。つまり道具として欠点が少ないほど良い。それどころか、ある程度正確に動いて壊れたときに修理できるのであれば、ムーブメントに対するこだわりもなかった。その点でマークXVIはまさに理想的な存在であった。理想に近いものがベンチマークとなった時点で、新参者の勝率は極端に低くなる。
そのことに気付いた筆者はマークXVIの使用頻度を落とし、他の時計も満遍なく楽しむ方向にシフトしていった。時計それぞれに個性と魅力があり、見る角度を変えることでそれに気付くことができると知ったのは、これがきっかけである。恐らく、筆者が時計ライターという仕事を継続できているのも、このことが影響しているのかもしれない。
マークXVIは、今もあまり使っていない。いつも手の届くところに置いているが、腕に着けるのは気が向いたときだけだ。さらに、着用したときに少し退屈さを感じるようになったのは、それだけ多くの時計に触れてきた証拠なのだろう。では、マークXVIが購入当初に考えていた“一生モノ”になりえるのかと言えば、迷いなくイエスである。単純に使いやすいという面もあるが、この個体と積み重ねてきた時間を考えれば、着けるかどうかに関わらず手放すことはない。
IWC「パイロット・ウォッチ マークXVI」Ref.IW325501
ニュージーランドのマウントクックにも着けて行った。軽くて丈夫で見やすいマークXVIは、旅先にも気軽に持ち出せる。特に海外においては、パッと見て高級品らしくない分、特に着けやすい。
IWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」。また、IWCを除く4本すべてが国産時計だった点も注目だ。
優勝:IWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」
「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・カレンダー・クロノグラフ」の進化の到達点というべきセキュラー・パーペチュアルカレンダーモデル。しかもその進化が、既存のパーペチュアルカレンダー機構にわずか8つのパーツを追加したのみ、という簡潔さもIWCらしく素晴らしい。間違いなしに優勝! の歴史に残る大名作。SSケースの普及版が出たら買えるかしら(それでも無理かな)。
ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー
IWCスーパーコピー時計 代引き「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」Ref.IW505701
自動巻き(Cal.52640)。54石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約168時間。Ptケース(直径44.4mm、厚さ14.9mm)。5気圧防水。要価格問い合わせ。(問)IWC Tel.0120-05-1868
1位:大塚ローテック「6号」
世界的に注目されている日本のマイクロブランドの、世界的に注目されているモデル。というのはともかく、King Crimson『Red』のジャケット裏のメーターを思わすデザインが筆者の好み。さらにレトログラード針の帰零用バネにギターの1弦(しかもERNIE BALLのSuper Slinky)を使用というのが完全にツボ。本気で買おうか検討中。
大塚ローテック 6号
大塚ローテック「6号」
自動巻き(Cal.9015+自社製ジャンピングアワーモジュール)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径42.6mm、厚さ11.8mm)。44万円(税込み)。(問)大塚ローテック
2位:NAOYA HIDA & Co.「NH TYPE 5A」
NAOYA HIDA & Co.初の角型モデル。ムーブメントは旧プゾー(現ETA)のCal.7001を仕立て直した角型で、角型ケースには角型ムーブメント、という正しさがよい。そして、大きなムーブメントが小さなケースに入っている、というのが最高。飛田さんならではの、巻き心地と音へのこだわりも素晴らしい。買えるなら、ぜひ買いたいと思う。
NH TYPE 5A
NAOYA HIDA & Co.「NH TYPE 5A」
手巻き(Cal.2524SS)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約38時間。SSケース(全長33mm、全幅26mm、厚さ9.1mm)。3気圧防水。330万円(税込み)。(問)NAOYA HIDA & Co.naoyahidawatch.com
3位:グランドセイコー「エボリューション9 コレクション 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours モデル」
今年のWatches and Wondersの大話題作のひとつ。傑作ムーブメントであるCal.9SA5を手巻きにしたCal.9SA4は、巻き上げ時の感触や音が心地よく、裏面に覗くコハゼが小鳥にように動く様子が目にも楽しい。そしてこれも、大きなムーブメントが小さなケースに入っている、というのが最高。本気で欲しいと思っている。
グランドセイコー エボリューション9
グランドセイコー「エボリューション9 コレクション 手巻メカニカルハイビート36000 80 Hours モデル」Ref.SLGW003
手巻き(Cal.9SA4)。47石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約80時間。ブリリアントハードチタンケース(直径38.6mm、厚さ9.95mm)。日常生活用防水。152万9000円(税込み)。(問)セイコーウオッチお客様相談室(グランドセイコー) Tel.0120-302-617
4位:シチズン「『CITIZEN』ブランド時計 100周年記念 懐中時計」
今年は「CITIZEN」の名を冠した時計の発売100周年で、それを記念した限定作。やはり傑作ムーブメントであるCal.0200をベースに手巻きに新設計したCal.0270が大きな見どころ。そしてこの限定モデルは既に完売だろうが、この手巻きムーブメントが搭載されるであろう、次の新作腕時計が楽しみ。それをぜひ欲しいと思っている。
「CITIZEN」ブランド時計 100周年記念 懐中時計
「CITIZEN」ブランド時計 100周年記念 懐中時計
手巻き(Cal.0270)。18石。2万8800振動/時。Tiケース(直径43.5mm、厚さ13.4mm)。日常生活用防水。世界限定100個。完売。(問)シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
総評
IWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」を除いて、すべて日本のブランドの時計だが、特に意味や理由はない。いつものように「欲しい」と思うモデルを選んだら、たまたまそうなっただけだ。
この5本以外にも、カルティエのプリヴェ「トーチュ 」モノプッシャークロノグラフやローラン・フェリエ「クラシック・ムーン」、パテック フィリップ「ゴールデン・エリプス 5738/1」、ピアジェ「ピアジェ ポロ 79」は欲しいと思う(けど、きっと買えない)。
パテック フィリップ「キュビタス」も大いに気になっているが、まだ実機に触れたことがないので選外とした。実際に見て触れば(いつものパテック フィリップのように)必ずや素晴らしいモデルなのだろう。でも、これもきっと買えないだろうな。
なお、よくご存じであろうが、優勝のIWC「ポルトギーゼ・エターナル・カレンダー」は今年のGPHGの最高位の「金の針賞」を受賞。ギネス世界記録認定の「最も精密なムーンフェイズ腕時計」でもある。
そして、1位の大塚ローテック「6号」もGPHGの「チャレンジ ウォッチ賞」を受賞したモデル。創業者兼代表の片山次朗氏は先の11月に「現代の名工」に選出されている。