DOUBLE+CROSS THE 2nd EDITION リプレイ

『眠り姫は夢を見ない』


2007/02/03
ゲームマスター:だいち
プレイヤー:比良坂/久流/籠乃(敬称略)

キャラ紹介 オープニング ミドルフェイズ1 ミドルフェイズ2
ミドルフェイズ3 クライマックスフェイズ エンディングフェイズ 後話

■ミドルフェイズ2■
+−−−−−−−−−−−−+
ミドルフェイズ 【気だるい身体に鞭を打て】
”八房”三峰 楓太 場所:街中 登場:可
終了条件:情報を得よう。なんとしても。
+−−−−−−−−−−−−+

楓 太
:#1d10+47
ダイス
:fu-ta:1d10=(3)=3+47=50
楓 太
:落ち着いた。
天 道
:#1d10+39 振っとくか。
ダイス
:tendo:1d10=(10)=10+39=49
天 道
:逆になったwwwwww
G M
:…バランスイインジャネ?
駆 穂
:#1d10+66
ダイス
:Karuho:1d10=(3)=3+66=69
駆 穂
:ぼちぼち。
夢を見始めるとタイムリミットは近い。そんな半分脅しにも近い言葉を受けて、とにかく情報を得ようと街に出たわけだが。
楓 太
:ぱたぱた。先に出た裕太を追って、外へ出て。さて、どうしよう。
G M
:さあ、どんな手段を用いてもいいから、何から知りたいか、調べたいものに対してGM情報を指定しますわよ
天 道
:とりあえず事件の概要…とかだろうか。(ぬん
G M
:概要は概ね、ミドルで語られた部分を纏めるが。それ以上に知りたいことはあるなら言ってね。
天 道
:後、寝ちゃった人になんか共通点ないか、とか?(どーなの
駆 穂
:んー。まぁこういう能力持ってるのは特徴であるんで容疑者のOVの絞込みかな。


天 道
:裕太はその辺の駄菓子屋で菓子食ってるね。(何
楓 太
:ついてくじゃないかそれ。(何)
天 道
:フフフ(何
苛々したときは甘い物に限ります(何
この二人はお菓子があれば幸せなようです。(君らも情報調べような?(笑))
楓 太
:被害者の共通点。トラウマ、が有力らしいけども。皐月に関して調べるべきかな(ぬ
駆 穂
:じゃあ。駄菓子屋の古い長椅子でノーパソ開けて情報収集するよ(何)
G M
:じゃあ『辰上 皐月』については、情報:噂話・警察。
目標値はそれほど高くない、8〜12ってとこだ
楓 太
:はーい。 #3r10+1 <情報:噂話>1+「コネ:噂好きの友人」
ダイス
:fu-ta:3r10=(9,3,10)=ぐるぐるまわるぅ〜
fu-ta:1r10=(3)=3+10=13+1=14
楓 太
:14(わぁい)
天 道
:まわた。
G M
:お見事。
・皐月ちゃんのお家じゃ、昔っから日常的にDVがあったそうな。
・一度、母親が父親の暴力に耐えかねて刃物沙汰になって、警察を呼ぶ騒ぎになったことがある。
・皐月は其れが原因で不登校になり、家出同然でよく補導されていた。。
・自殺騒ぎも一時期は酷かったらしい。
以上4点だな。トラウマに関わることなら。
楓 太
:「…うゅ。」 眠りにつく前、悪夢について聞いた事はあったのかなぁ。
天 道
:「さすがに他人の悩み見るのは鬱いねー。」
 「……。」
駆 穂
:「──」
楓 太
:「…うん。皐月、いっつも元気だったから。全然」 知らなかった、とぽつり。
天 道
:それ以上無ければ他の情報収集…できるかな?
G M
:悪夢については…壬緋が実は調べてたりするんだけど…そだな。情報:WEB・裏社会・UGNで振って見て
天 道
:UGNで振るかな。一応。
#5r10+1 コネ込みで
ダイス
:tendo:5r10=(1,6,2,8,2)=8+1=9
天 道
:うわあい(何
楓 太
:#1r10+1 <情報:UGN>1
ダイス
:fu-ta:1r10=(1)=あ゛!?
楓 太
:…
G M
:あ”
楓 太
:見なかった。(何)
天 道
:ふーた撫でとく。(何
楓 太
:う、うゅー。
駆 穂
:……
#12r10+1 《ベーシックリサーチ》 裏社会 侵食率:71 
ダイス
:Karuho:12r10=(5,5,1,3,2,10,8,7,9,4,10,4)=ぐるぐるまわるぅ〜
 Karuho:2r10=(1,2)=2+10=12+1=13
駆 穂
:13だな。目は振るわず。
天 道
:なんでそんなほいほい回るんだ。(何)
G M
:充分。侵食率が怖いけど。
駆 穂
:+1Dとか重要だぜ(何
楓 太
:クリティカルの次はファンブルだぜ(何)
G M
:壬緋がアンダーグラウンドに隠してたデータを取り出すことが出来た。8だと『壬緋が調べていた』という事実がわかる程度なんだが
まぁいい。アンダーグウンドに隠していたデータは『夢日記』だ辰上 皐月の。
日付と共に詳細に書かれている夢日記の内容があった。まあ言ってみれば『個人情報』しかもプライベートに関わるためにあえてアンダーグラウンドに隠したんだと思われる。
天 道
:ほむ。
楓 太
:うゅ。ぷらいべぇと。
G M
:まあ、悪夢の内容は簡単にいえば虐待をする父親を殺す内容。その中に一人の少女がいて『此処ならば、貴女の望むようになる』という言葉を発しているということ。
駆 穂
:「────」かちかち。
天 道
:「少女…?」
 「……。」そういえば、自分の夢にも出ていた。
G M
:悪夢を見る日付はどんどんと短くなる。他の普通の夢のときはメルヘン極まりないものだったが、きっと其れは彼女の現実逃避の表れなんだろう。
楓 太
:「…………あ」 おんなじだ、と思う。
G M
:最後の日記にはこうあった。
 『―――あちらが真実なのか。こちらが真実なのか。もう解らなくなってきた。なら、何でも自分の自由になるあちらでしあわせになりたい』と。
天 道
:「………。」
 「…何か、気がついたことがあるか。」ふーたに。
駆 穂
:「────」無言で楓太に。
楓 太
:「ん、っと…」 しどろもどろ。
 「ボクも、夢、見たんだ。悪い夢。それで」
 「女の子が出て来て――逃れたいのなら、夢の中に。そこでなら、何でも出来る。自分だけの世界だ、って」
 「…そうやって、誘われたんだ」
天 道
:「…それ、俺も見た。…ってか、目が醒めたらホントに居た。そいつとそっくりなやつ。……直前に会ってたから夢で見たんだろうと思ってたけど。」
     「……。」
楓 太
:「そっくり?」 きょとん。
駆 穂
:「──天堂裕太。それは」
天 道
:「同じ顔の誰かを捜してるとか、なんとか言ってたけど…。チルドレンの一人だ。名前は雪菜姫花。」
 「……。」
そんな感じでまあ姫花と愛花とやらについて調べてみたいです先生!(何
楓 太
:目を見開いて。
 「…その子、言ってたんだ。自分は、『誰か』の代わりなんだって。自分が、解らないみたいだった」
天 道
:「………。」
 「…代わり、か。」裕太はむすっとして黙り込む。
駆 穂
:「僕も経験あるよ。それは」ぽつり。
楓 太
:「誰にも、誰かの代わりになんて、なれないのに」 小さく言ってから。
 「かるぼーも?」
駆 穂
:パタンとノートパソコンを閉じて。
 「僕のコードネームは元々は姉が継ぐべきものだったんだ。それだけの素養も資質も持っていたし。皆そう思っていた」
 「事故で死んでからは僕につけられた。だから当時は、そう思ったね。『なんで僕が』ってね」
天 道
:「ふーたも久継も、ってわけか。」
 「…“既に始まっている”……。」シャレになんねえ、とため息をつく裕太。
駆 穂
:「誰かの代わりなんてなれないけれど。成らざるを得ない時も存在するんだよ。”楓太”」
楓 太
:「…でも、かるぼーはかるぼーだよ。お姉さんとは、違うよ」
難しい顔。よく解らないけど、それだけは確か。
駆 穂
:「そうだろうね。でもやることは何も変わらない」
楓 太
:納得いかなくて。何か言いたそうにしたけれども、今、やるべき事は、他にあるから。黙り込む。
G M
:雪菜 愛花と姫花については情報:UGNのみ
楓 太
:振るだけ振るー。 #1r10+1 <情報:UGN>1
ダイス
:fu-ta:1r10=(8)=8+1=9
楓 太
:うゅ。ネタにならない(何)
天 道
:がんがった。(何
駆 穂
:#12r10+0 [情報収集]
ダイス
:Karuho:12r10=(9,6,7,2,5,9,5,5,4,4,2,2)=9+0=9
9かな。今回エフェクト使わず。
G M
:実は目標値に簡単に到達されてしまっていたんだな…(さすが選りすぐりのメンバーだな)
天 道
:侵蝕56% #3r8+2
ダイス
:tendo:3r10=(9,5,4)=ぐるぐるまわるぅ〜
 tendo:1r10=(3)=3+10=13+2=15
天 道
:遅かった(何
 オマケに期待!(何
G M
:・雪菜 愛花と姫花は双子にして双子ではない。
・というのも、とある実験をかねて、母胎の中で『意図的に細胞を分裂させた』自然発生(?)の複製体だから。
・姉は姫花。妹が愛花。愛花は普段眼鏡をかけていて、姫花に比べて自発的に行動することはあまりなく、内向的な性格だ。
・普段は姫花の蔭でおどおどしてるのが多い。
・姉の姫花は活動的で、活発な性格。
・2人の所持シンドロームはソラリス/オルクス
情報以上で。
天 道
:外見的には、夢の中で見たのはどっちが近いとか分かるんでしょうかの。
G M
:ぶっちゃけると『陰気くさ』かった。という印象があるな
天 道
:ふむ。
G M
:で。天道兄弟が見た少女はまあ名乗った通り快活そうだった
天 道
:「この二人が割と重要っぽい、かな。」
 「……妹、を探している、と言っていたな。」
楓 太
:「探している? いないの?」 くびかしげ。
天 道
:「会ったときは一人だったね。あれが、姫花の方だろ。多分。」
 「……。」
駆 穂
:「さて…」
天 道
:二人の所在とかわかるんかな。(何
支部に戻って居るなら戻るか。
G M
:愛花は現在行方不明、って言うか連絡が取れないみたいだね。
姫花は、支部経由で携帯電話による連絡が取れる。
天 道
:とりあえず連絡してみますか。な。(何
G M
:他に調べたいことがあるなら、今のうちだ、そろそろトリガー発動しますですよ。
楓 太
:「…夢の世界なら、何でも出来る…かあ」 ぽつり。
俯かせていた顔を上げて。
 「何がしたいのかな」 連絡を取るらしい、天堂兄弟の方を見遣る。
駆 穂
:「自分の都合のいい様にね。何でも出切る」
楓 太
:「うん。でも、夢は夢、だよ」
天 道
:「誰かの都合がいい夢なんかくそくらえだ…。」
 「……。」じゃあまあ連絡してみよー。
駆 穂
:「それでも夢なんだよ」
肩すくめて。
楓 太
:「わからなくはない、けど」 ――わかりたくない、というか。
G M
:ぉぅ。忘れてた。2人のコードネームだ。姫花が”蒼天の子守唄”、愛花が”夢魔の涙”だ
天 道
:ふむ、シンドロームは一緒でしたかな?
G M
:一緒だね。複製体なので追加でそれぞれ一つ持ってるけど。
天 道
:なる。そこまでは分からない、かな。>追加
G M
:姫花が《生き字引》、愛花が《ラストアクション》。
駆 穂
:「以前。ある者たちはそのような”システム”を作り上げようとして」
「『狩人と竜と英雄に消された』──夢は夢という事さ」
楓 太
:「でも、人は夢を見たがるんだね」
駆 穂
:「人だからね」
天 道
:「……ふん。」
 「…夢……。」ふて腐れてペロティ食べる裕太。なんか考えてる勢太(何
G M
:情報をある程度集めたところで、ちょっと駄菓子屋のおばちゃんの目がちくちくしてきたために場所を移動しようと店を出た君達の…
楓 太
:「うん」 頷いた後、ゆーにーちゃんのペロティじぃ!(何)
G M
:4人か。1:裕太、2:勢太、3:駆穂、4:楓太 #1d4
ダイス
:daiGM:1d4=(1)=1
天 道
:キタター
G M
:裕太君にどんと人がぶつかってくるな。
天 道
:「……っと。…すんません。」
 「……。」ふーたにあげる菓子をごそごそしててぶつかった(何
少 女
:「ああ〜ごめんなさいっ」元気よく帰ってきた謝罪の言葉。
天 道
:謝りつつ顔とか見る。
G M
:姫花だな、記憶する限りは。服装がちと違うが
天 道
:「…って、お前!」
 「……雪菜 姫花。」指さす!
姫 花
:「よそ見してたみたいで。ほんっと、ごめんね! ―――って。…誰?」
きょとんと。
どうも天道兄弟を知らないようだ。
天 道
:「誰、じゃない!こないだ支部の研修で会ったろ!」
 「…終わった後に寝ていた弟を心配して貰った。」ぎゃいぎゃい言う裕太を勢太がなだめ。
……ふむん。
姫 花
:「支部の、研修?」首をかしげるね
天 道
:「お前に聞きたいことが…」
 「……人違いのようだ。…一応、名前を聞いてもいいだろうか。」
G M
:「わたし? わたし、雪菜 姫花。さっき君たちが名前言ったじゃない。…とと。ごめんわたし急いでるの、ほんっとごめんね!」
そういって言葉だけ残して、慌てた様子で駆け出していく。
天 道
:「…はあ?どうなってんだよ。」
 「……先日のが妹だったか。それとも。」とりあえず見送った。
楓 太
:姫花と名乗った少女の去った方を見、それから、天堂兄弟の方を見る。 「…うゅ?」
駆 穂
:「────」
 「ズレがあるな」
天 道
:「今のが姉だったんなら、妹を捜してるって言った方が妹か?」
 「…まるで、一般人の反応だったな。」
駆 穂
:「──」まさか、な。
楓 太
:「…どっちが、“雪菜 姫花”なんだろう?」 或いは。
天 道
:「…くそ、訳分かんなくなってきた…。」
 「……。」苛々とアスファルトを蹴りつけた。



+−−−−−−−−−−−−+
マスターシーン 【悪夢を見る】
+−−−−−−−−−−−−+

日も暮れ、これ以上の探索は不可能だと思い思い思いに一度休息をかねて解散した。

夜。
夢を見る。見ないように、と思って徹夜をも覚悟したものもいたが、体力の低下がいざというときに影響するのはよくない。
ベッドでゆっくり羽を伸ばして寝る者。
敷布団でとりあえず布団をかぶった者。
うっかりベッドを明け渡してしまったためにソファーで寝ざるを得ない者。
それぞれが眠りに付いた。

夢を見る。夢を見る。あの悪夢だ。
だが悪夢の中に甘いささやきがある。
曰く、失ったものを取り戻せるよ、という声が。
曰く、失いたくないものをいつまでも傍においておくことが出来るよ、という声が
曰く、得たいと思ったことが少なからずある温もりを得ることが出来るよ、という声が。
そうして、夢を見た。


翌朝。

―――目覚めは最悪だった。



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